はじめに
「保育士は子どもを産んだら続けにくい」
そんな話を、どこかで聞いたことはありませんか?
私自身、子どもを産む前は、
「大変そうだけど、なんとかなるだろう」
とどこかで思っていました。
でも実際に育休復帰を経験してみると、
「まさか自分がそう感じる側になるとは思っていなかった」
というのが正直な本音です。
この記事では、実際に復帰して感じた「続けにくさの理由」と、その背景について体験をもとにまとめています。
■私の職場には、育休復帰の前例がなかった
復帰してまず感じたのは、
「参考になる人がいない」という不安でした。
私の職場には、
・育休から復帰した先輩がいない
・時短勤務の前例もない
という状況でした。
子どもを産んだ先生は、そのまま退職していくケースが多く、
制度はあるはずなのに「実際に使われていない」状態でした。
「みんなどうやって乗り越えているんだろう」
そう思っても、相談できる相手がいない。
この「前例がない」という状況は、想像以上に大きな不安につながりました。
■時短勤務はできる。でも働きやすいとは限らない
私は時短勤務で復帰しました。
制度としては利用できても、実際の現場では難しさを感じる場面が多くありました。
・朝礼や終礼に参加できない
・情報共有が遅れる
・ミスが増えやすい
・周囲に申し訳なさを感じる
特に、情報共有が遅れることで業務の流れについていけず、
「自分だけ取り残されているような感覚」になることもありました。
「制度はあるけど、うまく回っていない」
そんな違和感を日々感じていました。
時短勤務のリアルについては、こちらの記事でも詳しくまとめています。
▶︎育休明け、時短勤務にしてもきつい理由|フル復帰との違いを正直に比較
■お金の問題も大きい
もともと保育士の給与は高いとは言えません。
そこに加えて、
・育休明けは手取りが約4万円減
・保育料が約4万円
結果として、
「働くことでお金が減っていく」
という感覚になりました。
生活のために働いているはずなのに、家計はむしろ厳しくなる。
この現実に直面したとき、
「本当にこのまま続けていいのか」
と悩むようになりました。
収入と支出のバランスについては、こちらでも詳しくまとめています。
▶︎育休明け、保育士の手取りが4万円減った。保育料4万円で気づいた現実
■体力・家庭との両立も想像以上に大変だった
1人目の復帰のときは、仕事そのものは楽しく、やりがいも感じていました。
働くこと自体が嫌いなわけではありません。
しかし、2人目妊娠中の復帰では状況が大きく変わりました。
・体力的な負担
・1歳児の育児との両立
・ほぼワンオペの生活
仕事が終わってからも、家事や育児が続き、
「休む時間がほとんどない」
という状態でした。
その結果、気持ちにも余裕がなくなり、
小さなことでイライラしてしまうことも増えました。
■保育士は本当に続けられない仕事なのか
保育士が出産後に辞めるケースが多いのは事実かもしれません。
しかしそれは、
「制度がないから」ではなく、
「制度がうまく機能していないから」
ではないかと感じました。
・相談できる人がいない
・前例がない
・お金の不安が大きい
・働き方の調整が難しい
こうした条件が重なることで、「続ける」という選択が難しくなってしまうのだと思います。
逆に言えば、
環境が整っていれば、続けることができる仕事でもあります。
■まとめ
保育士は子どもを産んだら辞めるしかないのか。
私は、
「環境が整っていれば続けられる仕事」だと思っています。
ただし現実としては、
制度があっても活用しにくかったり、周囲の理解が追いついていなかったりと、難しい場面が多いのも事実です。
この記事は、実際に復帰を経験して感じたことをもとに書いています。
同じように悩んでいる方にとって、
「自分だけではない」と思えるきっかけになれば嬉しいです


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